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グリーフってなに?

グリーフとは喪失によってもたらされる悲しみや強い感情を意味します。
喪失、とはなにかを失うということで、それは見える喪失もあれば、見えない喪失もあります。

例えば死別。
死によってもたらされる悲しみはとてもつらいものです。その悲しみは心の奥深いところまで及び、人によってはその深い悲しみにさえ気づくことができないのです。そしてその悲しみは言葉で表現されることはとても難しく、ときに、その悲しみにふたをしてしまう人も少なくありません。多くの人がそういった悲しみがもたらす心身的な変化に戸惑いを覚え、不安になります。
身体の変化、痛み、全身疲労、うつ、食欲減退、社会的孤立・・
こういったことはこうした深い悲しみ、グリーフによって引き起こされるたった一部の例です。

そしてグリーフは先に述べた死別した遺族ケアに象徴されますが、実はいろんな分野でとても役に立つケアなのです。
複雑化した現代社会ではさまざまな理由で喪失という痛みを体験し、トラウマを抱える人が増えています。離別、暴力や精神的苦痛による自己喪失、精神的な喪失、事故、暴力または病による身体的機能喪失、痴呆やアルツハイマーなどの病気によるなどによる自己喪失、介護に伴う精神的喪失感、経済的な喪失、そしてそれによる社会的立場喪失。こうした苦しみに埋もれてしまい、喪失感から立ち直ること、なによりもその苦しみと向き合って、歩き出していくことに難しさを感じている人は少なくないのです。

そしてそうした苦しみを抱えた多くの人はこうした心身的な変化に戸惑いを覚えます。
苦しい気持ちになり、混乱することさえあります。居場所を探そうと必死になるかもしれません。
でも大事なことは、それはこうした感情は悲しみや喪失という苦しい体験に対する「あたりまえ」の反応だということを理解することです。グリーフケアはこうした一人ひとりのグリーフ反応をうけとめ、その悲しみと向き合う援助をするケアです。自分の思いを「はきだし」、自分なりに表現することで、少しづつ、その痛みを受け入れ、どれだけの悲しみそして痛みを自分が抱えているか理解すること。そういう過程で周囲の人たちの声にも心が開き、自分を客観的に理解できるようになること。つらい思い出や悲しみにふたをしてしまうことよりも、実際にその痛みを理解し、どう向きあい進んでいくか、そうした感覚を養う、それがグリーフケアなのです。


# by grief_resilience | 2008-02-19 21:44 | グリーフ

NPO法人 レジリエンス


レジリエンスは、DVや虐待、モラハラ、いじめ、パワハラ、
その他さまざまな原因による心の傷つきやトラウマに焦点をあて、
情報を広げる活動をしているNPO法人です。

DVや虐待など人が人を傷つけるということはなぜ起こるのか、
暴力はどんな影響をもたらすか、傷つきからの回復のための方法、
自分も人も大切にするコミュニケーション、など、
さまざまなテーマについて講演・研修・ワークショップなどを行っています。

レジリエンス(Resilience)とは、英語で色々な形の「力」を意味します。
例えば、回復力、復元力、元気、快活、弾力、反発などです。
どのような逆境に置かれても、耐え抜く力、そこから脱する力、
新しくエネルギーを発揮する力、マイナスのものをプラスに変えていく力
— これらをイメージして、私たちのグループをレジリエンスと名付けました。
2003年に発足、2007年11月に特定非営利活動法人(NPO法人)となりました。

その活動の一部として、グリーフケアがあります。
暴力を体験した女性が抱える問題のひとつにトラウマがあり、
そうしたトラウマ体験で自己喪失という痛みと向き合いながら歩き出すために
グリーフケア、が使われるのです。

レジリエンスでは、心のケアだけではなく、教育、啓蒙活動も行っており、
夏には毎年ポートランド市にあるダギーセンターへ
グリーフケアを学ぶツアーを行っております。

詳しくはリンクをご覧ください。

# by grief_resilience | 2008-02-18 09:21 | レジリエンス

ダギーセンターについて

 ダギーセンターは1983年にアメリカオレゴン州ポートランドで
大学病院小児科ナースをしていたベバリー・チャペルによって
設立された、「愛する人を亡くした子供、家族のためのセンター」です。
べバリーが当時担当していたダギー君という患者は、
同じ小児病棟に入院する子供たちに
「死ぬのは怖くないよ」と語りかけ、周りの大人たちを勇気付けたといいます。
そうした体験からべバリーは子供でも子供なりの表現で
同じ境遇の人の気持ちを理解し、癒すことができるのだ、と学び、
愛する人を亡くした家族、そして子供たちが自由に自分の悲しみを
表現し、自分で癒しの過程を見つけていくためのセンターを作りました。
設立当初はべバリーの自宅一室で、そのうち口コミで広がり、
地域の大学の建物へそれからさらに地域のサポートを得られ、
今現在あるポートランド市内の一軒家にセンターを移し、現在に至ります。
今日では230以上の同様のサービスが全米にあり、またヨーロッパ、
オーストラリア、ケニア、ニュージーランド、そして日本にもダギーセンターで
トレーニングを受けた専門者が始めたサービスが設立されています。

ダギーセンターでは自然のかかわりの中で、
子供たちのグリーフを発散してほしいと
願っていることから、お話の部屋のほかに、アートルーム(絵画や粘土遊び)、
プレイルーム(人形あそび、おままごと)、サンドルーム(砂遊び)、
ゲームルーム(卓球やボードゲーム)、そしてボルケーノルーム
(周囲をクッションで張り囲んだものを投げたり飛び跳ねたりしても
安全なお部屋)、があります。子供たちの自主性に任せ、ボランティアの大人は
安全確認をしながら、子供たちの発散を見届けるのです。

# by grief_resilience | 2008-02-17 13:54 | The Dougy Center

海外研修@ダギーセンター

喪失を経験した子どもの心のケアを学ぶ研修2008:親、兄弟姉妹などの死による喪失、DV・虐待などの暴力から派生する喪失などを経験した子どもの心のケア、支援活動に関心のある方のための研修ツアーです。

レジリエンス恒例のオレゴン研修ツアーを2008年も行います。今年は「喪失を経験した子どもの心のケア」をテーマに、世界でも先進的なプログラムを行い、世界各地の同種プログラムのモデルともなっているダギーセンターを訪れ、実際に学びます。空間の持つ癒しの雰囲気を肌で感じ取ってください。みなさんのご参加を、こころからお待ちしています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ダギーセンター研修2008

# by grief_resilience | 2008-02-16 17:50 | The Dougy Center

書籍案内

大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法
ダギーセンター / / 梨の木舎
ISBN : 4816605061
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ダギーセンターが35年の歴史の中で子供たちから学んだメッセージをまとめた、単純明快、わかりやすい本です。


大切な人を亡くした子どもたちを支える35の方法 | 商品情報(書籍)

# by grief_resilience | 2008-02-16 13:41 | The Dougy Center

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